完熟梅で
梅干し

2016年6月号
© CGC JAPAN CO.,LTD.
作り方
- 1梅は黄色く熟して傷のない完熟したものを選び、そっと洗って水けを清潔な布巾できちんとふく。竹串でヘタを取る。梅に傷がつかないように注意する。
- 2ホーロー、ガラス、陶器などの漬け物用の保存容器を洗って水けをふき、消毒して、底に梅用のあら塩を適量広げ、残りの梅用のあら塩を梅にまぶしつけながら入れる。押しぶたをのせ、梅の約2倍の重量の重しをのせ、ラップや紙でおおって冷暗所で3~4日漬ける。
- 3梅がかぶるくらいに梅酢が上がったら、重しを半分に減らしてラップや紙でおおい、赤じそを入手するまで冷暗所に置いておく。
- 4赤じそが入手できたら葉を摘み取り、よく洗って水けをざっときり、赤じそ用のあら塩の半量をまぶし、よくもんでしんなりさせる。ギュッとしぼってしぼり汁を捨て、残りの赤じそ用のあら塩をまぶしてもみ、もう一度しぼる。しぼり汁は捨て、3の梅酢を1/2カップほど加えてほぐし、赤く発色させる。
- 5赤じそを汁ごと3の梅の上に広げてのせ、押しぶたをのせて梅が浮いてこないようにして3~4週間漬ける。
- 6梅雨明け後に、晴天が3日以上続く日を選んで、土用干しをする。平らなざるに梅、赤じそをそれぞれ重ならないように広げ、梅酢の入った保存容器とともに朝から日にあてる。途中で梅、赤じそは1回上下を返し、夕方になったら家の中に入れ、これを3日間繰り返す。
- 7梅酢の入った6の保存容器に梅干しをそっと入れ、かぶせるように赤じそをのせる。ふたをして冷蔵庫に入れ、3ヵ月~1年漬けて食べる(最低でも3ヵ月は漬けてください)。
ワンポイントメモ
土用干し後に梅酢に戻す作り方なので、冷蔵庫で保存しましょう。
※保存状態が良ければ10年以上保存できます。時々、上下をそっと返すと味が均一になります。保存期間は、保存状態などによって変わりますので、あくまでも目安とお考えください。
材料・調理の目安
- 使用した計量器具は、1カップ=200ml、大さじ=15ml、小さじ=5ml、米1カップ(1合)=180mlです
- 使用するだしとしょうゆは特に明記のない場合、昆布・かつお風味のものと濃口しょうゆです
- ごぼう、れんこん等のアク抜きの際、酢水の割合は、酢小さじ1に対して水1カップです
- 材料に記載している野菜は、中サイズを基準にしています。また、材料の分量は30代~50代の方を想定しております
- オーブントースターの加熱時間は1000Wの場合を基準にしています
- 電子レンジの加熱時間は500Wの場合を基準にしています。600Wの場合は表示の時間の0.8倍を目安に調理してください
- 調理時間はあくまでも目安です。準備などにより調理時間に違いがでる場合があります。作り方に(時間外)の表記がある場合、調理時間に「+」を付けています