年に一度、この時期にしか出回らない梅を使って
赤じそ梅干し

2014年6月号
© CGC JAPAN CO.,LTD.
作り方
- 1梅は黄色く完熟して傷のないものを選び、そっと洗って水けを清潔な布巾できちんとふく。竹串でヘタを取る。
- 2漬物容器の底に梅用の塩を適量広げ、梅に塩をまぶしつけながら入れる。押しぶたをのせ、梅の約2倍の重量の重しをのせ、ラップや紙でおおって冷暗所で3~4日漬ける。
- 3梅がかぶるくらい梅酢が上がったら、重しを半分に減らしてラップや紙でおおい、冷暗所において赤じそが6月~7月に市場に出回るのを待つ。
※梅酢が上がらないとカビの原因になります。原因は塩が溶けきっていない場合が多いので、容器をゆすって溶かすようにしましょう。 - 4赤じそが手に入ったら葉を摘み取り、よく洗って水けをざっときり、赤じそ用の塩の半量をまぶし、よくもんでしんなりさせる。ギュッと絞って絞り汁を捨て、残りの塩をまぶしてもみ、もう一度絞る。3の梅酢を1/2カップほど加えてほぐし、赤く発色させる。
- 53の梅の上に4をのせ、残った汁をかけ、押しぶたをのせて梅が浮いてこないようにし、3~4週間漬ける。
- 6梅雨明け後の晴天が3日以上続く日を選び、土用干しをする。平らな盆ざるに梅、赤じそを重ならないように広げ、朝から日に当てる。途中で1回上下をひっくり返し、夕方になったら漬物容器に戻す。これを3日間繰り返す。
- 73日目に漬物容器の梅酢を別の保存容器(※)に移す。漬物容器はよく洗ってから熱湯消毒し、ここに干し終わった梅干しをそっと入れ、かぶせるように赤じそをのせて冷暗所に保存する。3ヵ月くらい漬けたら食べられますが、1年ほどおくとよりまろやかな風味が味わえます。
- 8※漬物容器、保存容器、押しぶたなどはよく洗って水けをふき、使う直前に熱湯消毒する。
ワンポイントメモ
保存場所:冷暗所、保存期間の目安:土用干しの後、漬けた日から約1年
材料・調理の目安
- 使用した計量器具は、1カップ=200ml、大さじ=15ml、小さじ=5ml、米1カップ(1合)=180mlです
- 使用するだしとしょうゆは特に明記のない場合、昆布・かつお風味のものと濃口しょうゆです
- ごぼう、れんこん等のアク抜きの際、酢水の割合は、酢小さじ1に対して水1カップです
- 材料に記載している野菜は、中サイズを基準にしています。また、材料の分量は30代~50代の方を想定しております
- オーブントースターの加熱時間は1000Wの場合を基準にしています
- 電子レンジの加熱時間は500Wの場合を基準にしています。600Wの場合は表示の時間の0.8倍を目安に調理してください
- 調理時間はあくまでも目安です。準備などにより調理時間に違いがでる場合があります。作り方に(時間外)の表記がある場合、調理時間に「+」を付けています