ふれ愛交差点 2025年9月号
8/29

んく126 なすの肉みそ田で楽が肉みそのひき肉には、皮が薄く、身がやわ 肉みそ を作る。ボウルにひき肉とAを入れてほぐしながら混ぜる。みそ、砂糖を加えて混ぜ、フライパンに入れ、中火にかける。煮立ったら混ぜながら水分をとばしてもったりとしてくるまで煮詰める。なすは縦半分に切る。揚げ油を約170℃に熱してなすを入れ、返しながら2〜3分、切り口が軽く色づいてくるまで揚げ、油をきる。器に盛って肉みそをかけ、粉山椒をふり、青じそをちらす。材料(2人分)なす…2本青じそ(5㎜四方に切る)…1〜2枚分 肉みそ 鶏ひき肉…60g 水…90㎖A 酒…大さじ2 みそ…大さじ3 砂糖…大さじ2揚げ油…適量粉山椒…少々あらかじめ水と酒を混ぜておくと、ひき肉が均一にほぐれ、舌ざわりのよい肉みそになります。あとは調味料を混ぜて煮詰めるだけなので簡単です。鶏ひき肉にみそと砂糖のごくシンプルな味付けなので、仕上げに粉山椒をふり、香りとキリッとした辛みのアクセントをつけています。〈林さん〉 「田楽」の由来は諸説ありますが、田植えの時期に豊作を願って踊る「田楽舞い」から名付けられたようです。田楽舞いをする田楽法師が、白い袴と色付きの上着を身につけ、竹馬のような棒にのって踊るさまが、串焼きにしてみそだれをつけた豆腐料理に似ていたことから、このような料理がみそ田楽と呼ばれるようになったといわれています。豆腐田楽、こんにゃく田楽などと並んで人気なのが、なす田楽。今回はみそだれに鶏ひき肉を加えて、食べごたえをプラスしました。シンプルですが、秋なすのおいしさを堪能できる一品です。らかな秋なすはこれからが旬。揚げることで身がとろりとして、皮の色もきれいに仕上がります。淡白な味わいのなすですが、油のコクが加わることで格別のおいしさに。甘めの肉みそとの相性も抜群です。

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る