くらしの歳時記葉月は月]桃□□蘭□盆会梨霊馬霊牛1づき□□□□□□□□□□□□□□□□□□という仏教行事と、仏教が渡来する、精を作って先祖れれるる炒める、揚げる、煮る、漬けるなど、さまざまな調理法で食べられる、用途の広い野菜です。和風・洋風・中華風など、どんな味付けにもよく合います。主流は長い卵形の千両なすですが、京都の賀茂なす、大阪の泉州水なすなど、たくさんの品種があり、地方の伝統野菜となっているものも多くあります。果肉は空気に触れると変色しやすいので、調理する直前に切るか、切ったら水にサッとさらすとよいでしょう。保存法低温に弱く、冷やし過ぎると低温障害を起こすことがあります。ペーパータオルなどに包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ジューシーで甘く、なめらかな舌ざわりが人気の桃。原産地は中国で、日本では弥生時代にはすでに食べられていたようです。主流はピンク色の皮に白い果肉の白桃で、「白鳳」「あかつき」「川中島白桃」など多くの品種があります。果皮、果肉ともに黄色い「黄金桃」などもよく見かけるようになりました。冷やしてそのまま食べるほか、上品な甘みと香りをいかしてジャムやコンポートなど、お菓子の材料としても使われます。保存法熟しているものは冷蔵庫に入れましょう。まだかたい桃は、風通しのいい冷暗所に数日おいて追熟するとやわらかくなり、甘みが増します。シャリシャリと独特の歯ざわりを持つ梨。日本で栽培されている果物の中でも歴史が古く、奈良時代の『日本書紀』にはすでに梨の栽培の記述があります。「幸水」「豊水」「新高」「二十世紀」など、時期によって出回る品種が異なるので、風味や食感の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。保存法梨は追熟せず、食べ頃で収穫されるため、なるべく早く食べましょう。乾燥しないようにポリ袋に入れ、冷蔵庫へ。梨はお尻側の方が糖度が高いので、ヘタ側を下にして保存すると、甘みが全体に行き渡るといわれています。August [葉 8月は夏真っ盛りのイメージですが、7日はもう二十四節気のひとつ、立秋で、暦の上では秋がやってきます。8月の和風月名の「葉月」も、木々の葉が色づいて落ちていく様子から「葉落ち月」と呼ばれ、それが略されて葉月になったという説がよく知られています。まだまだ暑い日が続きますが、秋は少しずつ近づいています。 8月の行事に「月遅れ盆」があります。旧暦の7月に行われていたお盆を新暦の7月に行おうとすると、農作業が忙しくなる時期と重なるため、1カ月遅らせることにして「月遅れ」とされました。お盆は盂前から日本で行われていた、先祖の霊を供養する習わしが合体したものといわれています。日にちや内容は地方によって異なりますが、月遅れ盆迎え火の13日から送り火の16日はふるさとに帰省する人も多くなります。 お盆には精の霊を迎え、送ります。きゅうりに足をつけて馬に見立てた精霊馬は、馬に乗って早く戻って来られるように、なすで作る精霊牛は、ゆっくりとした足取りの牛に乗ってのんびりとお帰りくださいという思いが込められています。なすの 食 材 8月
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