A123456豚肉とピーマン、なすのしぎ焼きみそだれはみそ、酒、なすはあらかじめ油を材料(2人分)豚ロース肉(しょうが焼き用)…3枚(160g)ピーマン…1と1/2個なす…2本オリーブ油…大さじ1と1/2塩…ひとつまみ みそだれ みそ、酒、砂糖…各大さじ4サラダ油…小さじ1塩…ひとつまみ砂糖を同量ずつ。他の食材にかけたり、炒めものの味付けにしたりする時にも応用がきくので、覚えておくと便利です。みそは普段お使いのものでかまいません。ひと煮立ちさせて、砂糖が溶ければOKです。冷めて少しかたくなってしまった時は、水を少し加えてゆるめてください。ピーマンは四つ割りにする。なすはピーラーで皮を縞目にむき、幅2㎝の輪切りにしてボウルに入れ、Aを順に加えてからめる。豚肉は脂身と赤身の間に2㎝間隔で包丁の先を刺して筋切りをする。小さめのフライパンに みそだれ の材料を入れて混ぜ、中火にかける。混ぜながら砂糖を溶かし、ひと煮立ちしたら火を止める。別のフライパンに油を強火で熱して豚肉を並べ入れ、軽く押さえながら焼く。焼き色がついたら返してサッと焼き、取り出す。続いてピーマンを入れて塩をふり、サッと炒める。水大さじ1をふってふたをし、軽く蒸し焼きにして取り出す。フライパンをきれいにして1のなすを入れ、強めの中火にかける。水70㎖を加えてふたをして蒸し焼きにする。水気がなくなったらふたをはずして炒め、焼き色がついたら取り出す。3の豚肉を4等分に切り、ピーマン、なすとともに器に盛り合わせる。みそだれ を添え、適量をかけながら食べる。〈林さん〉 「しぎ焼き」というのはもともと、なすの中にしぎという鳥の肉を詰めて焼いた料理から名づけられたようです。今ではなすのみそ田楽風の料理をいい、なすが旬を迎える夏の季語としても知られています。相性の良い豚肉やピーマンと炒め合わせるスタイルはよく見かけますが、今回は食材は同じでも、みそだれをかけて食べる仕立てにして、目先の変わったひと皿に。仕上げに粉山椒をひとふりするのもおすすめです。さわやかな香りが加わり、食欲をそそる夏のおかずになります。からめ、焼く時に水を加えて蒸し焼きにします。この2つのポイントで余分な油を使うことなく、とろりとした食感に仕上がります。からめるのはみそと相性が良いオリーブ油。本来、和食ではほとんど使わない油ですが、発想を柔軟にすると新しいおいしさに出会うことができます。
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