ふれ愛交差点 2024年11月号
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れんこんはゆっくり魚料理に使う塩には、26さばとれんこんのあちゃら漬け味付け以外にも臭みを取る役割があります。さばはまず、しっかりめに塩をふることで臭みが取れ、うまみがグッと引き立ちます。水分が多く出てきた時は、ペーパータオルで水気をとってください。揚げる前に皮に切り込みを入れておくと、食べやすくなります。時間をかけて揚げることで、甘みが凝縮し、ほっくりとしておいしくなります。魚臭くならないよう、さばの前に揚げて、甘酢をからめておきましょう。続いてさばを揚げ、熱いうちに甘酢のボウルに加えてからめます。味がよくしみて、おいしいあちゃら漬けになります。材料(2人分)さば(半身)…1枚(150g)れんこん…120g塩…小さじ1/4 赤唐辛子(小口切り)…少々 酢…大さじ1と1/2 水…大さじ1A 砂糖…小さじ2と1/2 しょうゆ…小さじ2 塩…少々揚げ油…適量片栗粉…大さじ2れんこんは皮付きのまま幅1.5㎝のいちょう切りにする。さばは両面に塩をふり、皮に斜めに5㎜間隔の切り込みを入れてひと口大に切る。ボウルにAを合わせる。揚げ油を中温に熱し、れんこんに片栗粉大さじ1をまぶして入れ、8分ほど揚げる。油をきり、1のボウルに入れてAをからめる。続いてさばに片栗粉大さじ1をまぶして入れ、3分30秒〜4分揚げる。油をきり、れんこんが入ったボウルに加えて混ぜる。子入りの甘酢に漬けました。さばもれんこんも、片栗粉を薄くまぶして揚げているので甘酢がしっかりとからみ、揚げものでありながら後味さっぱりで、ごはんによく合うおかずになります。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもおすすめです。作り方1〈林さん〉 「あちゃら漬け」とは、季節の野菜を甘酢に漬けた、福岡の郷土料理。「あちゃら」は、ポルトガル語で「漬ける」を意味する「アチャール」が語源とされ、南蛮貿易によって伝えられたようです。このあちゃら漬けをヒントに、揚げたさばとれんこんを唐辛

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