特徴選び方保存法古くから食用とされてきたかき。冬に出回るのは「真がき」です。生で食べるほか、焼き、蒸し、フライなど、さまざまな調理法で楽しめます。コハク酸やグリシンなどのうまみ成分が豊富です。亜鉛などを含み、栄養価が高く「海のミルク」とも呼ばれています。生食用と加熱用がありますが、保健所が指定した海域で収穫され、規定に沿って浄化処理されたものが「生食用」、それ以外のものが「加熱用」として売られています。鮮度の差はありませんが、「加熱用」はしっかりと火を通して食べましょう。日持ちしない食材です。塩水につかったむき身のパックはそのまま冷蔵庫に入れ、必ず消費期限内に食べましょう。パック入りでないものは、水気をとり、ポリ袋などに入れて冷蔵庫へ。できればチルド室がおすすめです。2■料理/重信初江(表紙、P9-10、15-16、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、市瀬悦子(P7上、8、11-14、17-19)、小林まさみ(P7下)、牧野直子(P21-22) ■撮影/鈴木泰介(表紙、P9-10、15-16、25)、岡本真直(P3-4、21-22)、野口健志(P5-6)、原ヒデトシ(P7-8、11-14、17-19) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P9-10、15-16、25)、深川あさり(P3-4、7上、8、11-14、17-19)、宮沢ゆか(P5-6、7下)、浜田恵子(P21-22) ■イラスト/西田敦美(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、入江由記 11月はそろそろ霜が降りてくる頃、という頃、ということから旧暦の和風月名では「霜■■月■■」と呼ば月■■」と呼ばれます。霜月の大きな行事に「七五三」があり三」があります。3歳、5歳、7歳の節目に、健康に育っ健康に育ったお祝いと、この先の健■■やかな成長を祈るも長を祈るもので、もとは公家や武家の間で行われてい行われていたものです。それまで剃っていた髪を伸ばし髪を伸ばし始める、男女児3歳の「髪■■置■き」、5歳を迎えた歳を迎えた男児がはじめて袴を着る「袴■■■着■」、7歳になっ7歳になった女児が大人のような帯を締め始める「帯■■解■める「帯■■解■き」の儀式が由来となっています。 11月15日に七五三のお祝いをするのは、こるのは、この日が暦の上での鬼■宿■■■日■■(鬼が出歩かない出歩かない日)に当たり、何事にも最良の日とされていたこと、徳川家の将軍が病弱な息子の健康を祈り、この日に袴着の儀式を行ったことからなど、諸説あります。11月15日長寿を願う紅白の長い■「千歳■」長寿を願う紅白の長い■「千歳■」 七五三には、子どもたちが晴れ着を着てお 七五三には、子どもたちが晴れ着を着てお参りをします手に持つのは「千歳■」縁起参りをします。手に持つのは「千歳■」。縁起のいい鶴亀などが描かれた袋に入った紅白の棒状の■です。おめでたい紅白の細く長い■に、これからの無事な成長、長生きの願いが込められています。くらしの歳時記記かき七五三
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