ふれ愛交差点 2024年9月号
8/29

鮭は、より食べやす焼き上がりにアルコーうん236秋鮭の幽ゆ庵あ焼きル臭を残さないように、漬けだれの酒は、中火で沸騰させてアルコールをとばしてから使います。このひと手間でグッと食べやすくなります。調味料の割合は、しょうゆ0.8:酒1:みりん1を目安にすると、応用がききますよ。しょうゆはうすくちを使って鮭の美しいピンク色をいかしました。いように皮を除いています。香りづけはゆずの皮にしましたが、すだちやかぼす、レモンなどでもいいです。柑橘の代わりにタイムやローリエなどのハーブを加えれば、目先の変わったひと皿に。漬ける時間は1時間ほどがベスト。ごはんによく合うほどよい味付けになります。*みょうがの甘酢漬け…みょうがをサッとゆでてざるに上げ、塩少々をふって冷ます。ポリ袋などに砂糖、酢、水を1:1:1の割合で合わせ、みょうがを入れて1時間ほどおく。材料(2人分)秋鮭(切身)…2切れ(150〜160g) 酒、みりん…各大さじ1¹⁄3A うすくちしょうゆ…大さじ1ゆずの皮…適量ゆずの皮のすりおろし…少々サラダ油…小さじ1みょうがの甘酢漬け(下記参照)…2個小鍋にAの酒を入れ、中火にかけて煮立てる。1分ほど経ったら火を止め、あら熱が取れたらみりん、うすくちしょうゆと混ぜる。鮭は皮をはぎ取る。ジッパー付き保存袋に入れ、1、ゆずの皮を加える。空気を抜いて口をとじ、冷蔵庫で1時間ほど漬ける(時間外)。フライパンに油を中火で熱し、2を汁気をふいて並べる。水小さじ1をふってふたをし、弱めの中火で5分ほど焼く。返して1分ほど焼いて器に盛る。ゆずの皮のすりおろしをふり、みょうがの甘酢漬けを縦半分に切って添える。鮭はもちろん、ぶりやたら、鶏肉でもおいしく作れます。 手軽なフライパン焼きにしましたが、オーブンなら180℃に予熱して6〜7分、グリルなら予熱してごく弱火で6〜7分を目安に焼いてください。最後にしっかりと焼き目をつけると、香ばしくおいしく焼き上がります。作り方1〈林さん〉 「幽庵焼き」は、しょうゆと酒、みりんに柑橘などの香りをプラスしたたれに、魚を漬け込んで焼いた和食の定番料理です。ゆずで香りづけしたものは「柚庵焼き」とも書きます。江戸時代、美食家として知られた北■■村■■祐■■庵■■という茶人が考案したことから名づけられたといわれていて、秋

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る