ふれ愛交差点 2024年8月号
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鍋に蒸し台を入れてとうもろこしの芯、ひ236とうもろこしの冷やし茶碗蒸し深さ3cmほどの湯を沸かし、ラップをかけた耐熱の器を並べて蒸します。まずはふたをして強火で1分蒸し、鍋の中に蒸気が充満したら、少しふたをずらして弱火にし、温度をコントロールします。このようにふたを上手に使うのが、「す」を立てず、なめらかに蒸し上げるコツです。材料(2人分)とうもろこし卵…1個うすくちしょうゆ…小さじ1塩…適量ししとう…1本…1本(250g)げを鍋に入れ、中火でクツクツと煮出すと、とうもろこしの甘み、うまみがしっかり溶け出たいいだしがとれます。芯はかたいので切る時は気をつけてください。キッチンばさみを使ってもOKです。実をはずした時に出た実のかけらもすべて鍋に加えて、味わい深いだしをとりましょう。とうもろこしは皮とひげを除き(ひげはとっておく)、サッとぬらして塩ひとつまみをふり、ラップで包んで電子レンジで4分ほど加熱する。あら熱が取れたら長さを4等分に切り、実をはずす。芯は切り口を下にして縦半分に切ってから、横に幅1〜2㎝に切って、ひげとともに鍋に入れる。水2カップを加えて煮立て、中火で5分ほど煮て、ざるでこし(約³⁄4カップ)、冷ます(時間外)。ししとうは塩少々を加えた湯でサッとゆでる。ボウルに卵を溶きほぐし、1の汁を¹⁄²カップ加えて混ぜ、ざるでこす。うすくちしょうゆを加えて混ぜ、耐熱の器に等分に注ぎ、ラップをかける。蒸気の上がった蒸し器に入れ、ふたをして強火で1分、ふたを少しずらして弱火で5分蒸す(様子を見て、足りなければもう2 〜3分蒸す)。取り出してあら熱が取れたら冷蔵庫で冷やす(時間外)。1の汁の残り(約¹⁄4カップ)に塩ひとつまみを加えて混ぜる。とうもろこしの実を適量加え、2にのせる。ししとうを7〜8㎜四方に切って添える。を引き出し、それをベースにします。実をたっぷりとトッピングすれば、シンプルでも季節を感じるひと皿に。できたての温かいものもおいしいですが、暑い日にはやはり、ひんやりとしてのどごしのいい、冷やし茶碗蒸しがおすすめです。作り方1〈林さん〉 だし汁と卵液を合わせてふるふるに蒸し上げた茶碗蒸しは、和食では汁ものに分類されます。必ずしも具だくさんにすることはありません。今回は旬のとうもろこしのうまみ、甘みが楽しめる茶碗蒸しに仕立てました。芯やひげからもいいだしが出るので、煮出してしっかりとうまみ

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