連載連載123420すももジャムの作り方種を取ったすももの分量の30%分の砂糖と、みじん切りにしたすももを鍋に入れ、中火で煮詰める。レモン汁少々を加えてとろみが出たら完成。南アルプス市のすもも畑「くだもの王国」の取材は2010年、「甲府盆地」を実感した一年でした。「ここが日本一の李■■■の産地」という南アルプス市の果樹園を訪ねたのはお盆前の収穫期。大玉で酸味と甘みのバランスがよい貴■陽■■(1996年に品種登録)誕生の地です。この夏の猛暑日は甲府地方気象台統計初の34日。車のクーラーがきかず、窓全開で走っても焼け石に水、内も外もサウナでした。 芸術の森公園に建つ故郷の俳人・飯■■田■蛇■笏■■の碑「芋の露連山影■■を正しうす」は盆地ならではの一句。県境に連なる山は北から東へ八ヶ岳・瑞■■牆■■山・金■■峰■山・甲■武■信■岳・雲取山・大菩■峠、西から南へ甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰山・北岳・間■■ノ岳、南から東は富士山と丹沢山と著者 服部 一景さん¼量で71kcal 塩分0.0g 調理時間15分⊕※レシピは食べやすいように調整しています本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。作り方すももジャムは常温にしておく。鍋にAを入れて中火にかける。混ぜながら2分ほど沸騰させ、粉寒天を溶かして火を止める。ジャムを加えて混ぜる。あら熱が取れたら容器に流し入れて、冷蔵庫に入れて固める。固まったら切り分け、お好みでミント(材料外)をのせる。材料 (作りやすい分量)すももジャム…150g 粉寒天…3gA 水…300㎖ 「日本百名山」に登場する2000m超の高山がずらり。県土の約8割を占める山地からの流れがつくる麓の扇状地や笛吹川と釜無川流域の水はけのよい土壌に果樹園が広がります。 嘉永元年(1848年)に出版された「甲■斐■名所図会」に載る「甲斐八■■珍■■果■の図」は葡■萄■■・梨・桃・柿・栗・林檎・石■■■榴・胡■■■桃。甲斐の国の特産物は今も健在です。江戸時代からの「フルーツ盆地」。熟した果実がおいしいのはもちろんですが、花■■時■■の桃■■源■■郷■■■(笛吹市御■坂■■・甲州市塩■■山■■、韮崎市新■■府■)も見ものです。 〈服部さん■ 山梨県に本部があるCGCグループのお店ですふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■部■■一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。日本の“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。今月は、2011年に刊行した『やまなしのおかず』からご紹介します。今月ご紹介するのは山梨県のおかず「すもものゼリー」です
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