ふれ愛交差点 2024年7月号
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ごまだれは、後味なすは手軽に作れるよ2346ゅうなすと鶏肉の利り休きあえう、電子レンジで加熱しました。余熱も利用して、しっとりと仕上げます。皮はすべてむいて、トロリとやわらかななすの食感を際立たせると、やさしい食べ心地のひと皿になります。 加熱前にオリーブ油と塩をからめておくのもポイント。なすのアクがやわらぎ、油のコクが加わって、リッチな味わいになるのでおすすめです。がさっぱりするように、レモン汁を加えました。季節のかんきつのしぼり汁を使ってもいいですし、酢で代用することも可能です。 濃度が高く、かたさのあるものに水分を加えていくのが、なめらかに混ぜるコツ。すりごまを加えることで、より香りよく、舌ざわりにも変化がつきます。材料(2人分)なす…2本鶏むね肉…¹⁄2枚(100g)オクラ…4本 水…2¹⁄2カップ 酒…¹⁄4カップA 塩…小さじ¹⁄3 オリーブ油…大さじ1B 塩…少々ごまだれ 白練りごま…小さじ2 しょうゆ、みりん、レモン汁  …各大さじ¹⁄2 白すりごま…大さじ2みょうが(小口切り)…適量鶏肉は調理する20分ほど前に冷蔵庫から出して室温に戻す(時間外)。鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、ごく弱火にする。鶏肉を入れ、鶏肉が水面から出ないようにペーパータオルをかぶせ、1分30秒ゆでたら火を止め、ふたをしてそのまま冷ます(時間外)。鶏肉を取り出して汁気をきり、食べやすく切る。ゆで汁はそのままとっておく。なすはヘタを残してガクを取り、ピーラーで皮をむく。縦半分に切ってから幅1㎝の斜め切りにし、耐熱のボウルに入れてBを加えてからめる。ラップをかけて電子レンジで2分加熱し、そのまま冷ます(時間外)。オクラはガクを取り、ヘタに十字の切り込みを入れる。1の鍋のゆで汁を沸かし、サッとゆでてざるに上げる。あら熱が取れたら斜め半分に切る。ボウルにごまだれの材料を順に入れ、そのつど泡立て器で混ぜる。別のボウルに1の鶏肉、2、3を入れ、ごまだれを加えてあえる。器に盛り、みょうがをあしらう。作り方1のですが、ぜひ、ここでは昔から受け継がれてきた「利休あえ」の名で呼んで、その由来や料理について思いをはせたり、食卓で話をするきっかけにしてほしいと思います。こうしたことが日本の食文化を守り、発展させていくことにつながると思っています。〈林さん〉 伝統的ななすの利休あえに鶏肉をプラスして、ボリューム感のあるおかずに仕立てました。ごまを使った料理が「利休」と呼ばれる理由は、千利休がごまを好み、料理によく使ったからなど、諸説あるようです。もちろん、「ごまだれあえ」と言ってもいい

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