ふれ愛交差点 2024年6月号
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薄力粉をまぶして焼いわしは身がやわらか26いわしの梅照り焼きく、手で簡単にさばくことができますので、ぜひ、挑戦してみてください。中骨の脇に親指の先を当て、少しずつ身をはがしましょう。骨の両側をはがしたら、するりと骨を取ることができます。多少身がくずれても大丈夫。薄力粉をまぶして焼けばそれほど気にならず、おいしく焼き上がります。くことでいわしの水分をキープでき、ふっくらとした焼き上がりに。調味料に軽いとろみがつくため、しっかりと味をからめることができます。焼く時は皮目から。こうすることで身がふっくらと焼き上がります。いわしから出てきた余分な脂はふいてから調味料を加えましょう。よりすっきりとした味わいが楽しめます。材料(2人分)いわし…2尾薄力粉…適量 梅干し(塩分15%・種を取ってたたく)  …大1個分 しょうが(すりおろし)…少々A みりん…大さじ2 酒…大さじ1 しょうゆ…小さじ1サラダ油…大さじ1青じそ(せん切り)…3〜4枚分いわしは頭を切り落とし、腹に切り込みを入れて内臓を除いて洗い、水気をふく。頭側から中骨の右脇、骨と身の間に親指の先を入れ、尾に向かってしごくようにして身をはがす。左脇も同様にし、尾びれのつけ根で中骨を折り、頭に向かって持ち上げるようにして中骨をはずす。腹骨をそぎ切る。Aは混ぜる。いわしに薄力粉を薄くまぶす。フライパンに油を強めの中火で熱し、いわしを皮目を下にして並べる。焼き色がついたら返し、ペーパータオルで余分な脂をふき、Aを加えてからめながらサッと焼く。取り出して半分に切り、器に盛り、青じそをのせる。作り方1クセのある食材をおいしく食べるための調理の知恵。梅干しの塩気があるので、しょうゆを少し控えめにして、さわやかな照り焼きに仕上げました。トッピングの青じそも、季節感の演出にひと役買ってくれます。〈林さん〉 入梅の頃のいわしは、脂がのって格別のおいしさです。シンプルな塩焼きや煮つけもおすすめですが、梅干しの軽い酸味が広がる照り焼きもおいしいですよ。青魚に梅干しを合わせるのは、昔から続いてきた、

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