連載連載2325日曜市の最高齢のおばあちゃんの店(2018年取材当時) 旬の高知を味わうのなら日曜市が一番。高知駅前から「とさでん(路面電車)」で二つ目の、蓮池町通の電停から高知城に続く追手筋に約高知県に本部があるCGCグループのお店ですするほどです。四万十川中流域の四万十町は日本一のしょうがの産地です。 初夏に取材で訪ねたのは有機農業を実践する若者たちの農園。宇和島方面のJR予土線と土佐くろしお鉄道の分岐する若井駅から沈下橋を渡って対岸の国道381号から四万十川支流の神ノ川沿いにしょうが畑、隣に海老芋の畑がありました。標高約230m、寒暖差が大きく高温多湿な気候はしょうがの生育条件にぴったり。清流と森の養分を含んだ土壌が根を大きく肥やしてくれるそうです。四万十町の風土がぎっしり詰まったしょうがです。著者 服部 一景さん1人分106kcal 塩分0.5g 調理時間10分⊕※レシピは食べやすいように調整しています本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。材料 (4人分)新しょうが…100gきゅうり…1本ハム…4枚ホールコーン…50g マヨネーズ…大さじ3A 塩、こしょう…各少々300の露店が連なる街路市です。 「おいしいろうか?」「そらあ、おいしいものしか置いてないき!」。新しょうがは初夏から秋にかけて並びます。香り高く辛みがやさしいサラダ感覚の(生食する)なめらかな白い肌のしょうがです。 暑い夏の楽しみは冷やし飴、寒い冬はお湯割の飴湯。しょうがの風味がさわやかな土佐のソウルドリンクです。一年中並ぶのは囲いしょうが。収穫後、貯蔵して熟成させた飴色のしょうがです。今、注目の品種は黄金しょうが。辛み成分と香り成分の量が大しょうがより多いとか。高知県はしょうが大国。国内生産量の半分近くをシェア作り方新しょうがはせん切りにし、半日水にさらす(辛みが好きな場合はさらす時間を短くする)。ペーパータオルで水分をふく。きゅうり、ハムはせん切りにする。1、2、コーン、Aを混ぜる。 〈服部さん■ 1ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■部■■一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。日本の“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。今月は、2019年に刊行した『こうちのおかず』からご紹介します。今月ご紹介するのは高知県のおかず「新しょうがときゅうりのさっぱりサラダ」です
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