ふれ愛交差点 2024年5月号
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■■■特徴選び方保存法さやが空に向かって伸びるようにつくため、「空が作るまゆの豆」の名前がつきました。また、蚕形に似ていることから、「蚕豆」と書くこともあります。さやから出してゆでて食べるのが一般的ですが、さやごとじっくりとグリルなどで焼いてもおいしく食べられます。さやの緑色が濃く、はり、ツヤがあるものがおすすめです。さやからはずしたものは、豆の脇にあるつめ(芽と根が出てくる部分)が黒くなっていないものが新鮮です。さや付きのままポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。鮮度が落ちやすいので、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。2■料理/重信初江(表紙、P13、16、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、きじまりゅうた(P8-12、14-15、17-20)、牧野直子(P21-22) ■撮影/鈴木泰介(表紙、P13、16、25)、岡本真直(P3-4)、野口健志(P5-6、21-22)、原ヒデトシ(P8-12、14-15、17-20) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P13、16、25)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-6)、深川あさり(P8-12、14-15、17-22) ■イラスト/西田敦美(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子、入江由記 端午の節句は五節句のうちのひとつで、もとは薬草である菖■■■蒲■を使って邪気を払う、中国の行事が日本に伝わったものといわれています。菖蒲を「尚■■■武■(武道を尊ぶこと)」や「勝負」にかけて、男の子の成長や出世を願う日として武家社会に広まり、それがやがて庶民にも定着しました。1948年に祝日法により「こどもの日」となり、男女の区別なく、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と定められました。この日はこいのぼりを飾ったり、柏餅やちまきを食べたりするならわしがあります。立身出世、子孫繁栄を願う こいのぼりは立身出世の象徴で、鯉が滝をのぼって竜になるという中国の故事に由来します。5色の吹き流しにも、魔除けの意味があります。 柏餅は、新芽が出るまで古い葉を落とさない柏の葉で包んだ餅のことです。親から子へ代を途切れさせないということで、子孫繁栄を願うものとされています。また、ちまきも中国から厄除けの食べものとして日本に伝わったものです。子どもたちと一緒に、季節の味を楽しみましょう。5月5日くらしの歳時記端■■午■の節句そら豆

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