ふれ愛交差点 2024年1月号
4/29

日本では古くから親しまれてきた根菜のひとつです。全国で栽培され、各地にさまざまな品種があります。クセのない味わいで、漬けものや炒めもの、煮ものなどに幅広く使える便利な野菜です。身には消化酵素として知られるアミラーゼなど、葉にはβ-カロテンや鉄、カルシウムなどが含まれます。葉も捨てずに、みそ汁や炒めものなどにして食べましょう。身の表面が白くツヤがあり、はりのあるもの、葉がみずみずしく、緑色が濃いものがおすすめです。買ってきたら、まず葉を切り離すのが大切。葉がついたままだと、身の水分や栄養分を取られてしまいます。それぞれポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。2■料理/重信初江(表紙、P8上、12-13、19、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、武蔵裕子(P8下-11、14-18、20)、牧野直子(P21-22) ■撮影/鈴木泰介(表紙、P8上、12-13、19、25)、岡本真直(P3-4)、野口健志(P5-6、21-22)、原ヒデトシ(P8下-11、14-18、20) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P8上、12-13、19、25)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-6、8下-11、14-18、20)、浜田恵子(P21-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子元日から7日までを「大■■正■■■■ 元日から7日までを「大■■正■■■月■■」というのに対し、15日(または14〜16日)は「小正月」といいます。以前は小正月までを年神さまがいる松の内とし、小正月の15日までに一連の正月行事を終えるという締めくくりの日でした。小正月にはしめ飾りや門松などの正月飾りを寺社に持ち寄って焼く「どんど焼き」の風習があり、焼いた煙にのって年神さまが天に帰るとされています。江戸時代に幕府が松の内を7日までとしたため、関東地方では松の内は短くなりましたが、現在も15日の小正月までを松の内とする地域があります。 小正月の朝には、古代中国の風習にならい、赤い色に魔除けの力があるとされるあずきを使ったあずきがゆを食べ、この一年の邪気を祓■■い、五穀豊穣を願います。日(または14〜16日七草がゆや鏡餅で無病息災七草がゆや鏡餅無病息災 元日から小正月の間には、「七草」や「鏡開き」などの行事があります。7日の七草には七草がゆを、11日の鏡開きには、お供えしていた鏡餅を割っておしるこなどにして食べますが、いずれもこの一年の無病息災を祈るものです。くらしの歳 時 記小こ正しょう月がつかぶ

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る