ふれ愛交差点 2023年11月号
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先に白菜をやわらか肉だねにほぐしたかに16白菜とかに肉だんごの煮もの234の身を加えることで、うまみがグッと多層的になってごちそう感がアップします。かに独特のクセも豚肉の脂と合わせることで抑えられ、食べやすくなります。ひき肉はまず、塩を加え、粘りが出るまでしっかり練り混ぜてから、他の材料を加えてください。このひと手間でひき肉同士が結着し、肉汁がとじ込められて、ふんわりと食感のよい肉だんごになります。く煮てから、肉だんごを加えてさらに煮ます。白菜はしっかりと火を通すことで、おいしい煮汁をたっぷりと吸い、とろりとした食感になって、肉だんごに負けない主役級のおいしさになります。肉だんごを加えたら落としぶたを忘れずに。煮汁が全体に均一に回り、肉だんごもくずれることなく煮上がります。材料(2人分)白菜…¹⁄8個かに(ボイル・むき身)…正味70g豚ひき肉…140g 生しいたけ…1個 長ねぎ…3㎝A しょうが(みじん切り)…1かけ分塩…少々 パン粉、溶き卵…各大さじ1 しょうゆ…小さじ1B 水…小さじ¹⁄2 だし汁…2¹⁄2カップC 酒…大さじ¹⁄2しょうゆ…大さじ1²⁄3揚げ油…適量長ねぎ、わけぎ…各適量作り方かにの身は粗くほぐす。Aのしいたけは石づきを取り、長ねぎとともにみじん切りにする。白菜は芯をつけたまま縦半分に切る。長ねぎ、わけぎは5㎜四方に切る。ボウルにひき肉と塩を入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。かに、A、Bを加えてしっかりと混ぜ、6等分して丸める。揚げ油を中温に熱して2を入れ、返しながら3分30秒ほど揚げて取り出す。鍋にCと白菜を入れて強めの中火で煮立て、10〜15分、白菜がやわらかくなるまで煮る(煮汁が少なくなったら水適量を加える)。3、しょうゆを加え、煮立ったら落としぶたをして、強めの中火で3〜4分煮る。器に盛り、長ねぎ、わけぎをちらす。油のコクと香ばしさが加わり、味わいもランクアップ。甘みを増した旬の白菜とも相性抜群で、シンプルな味付けでも、奥深いうまみが楽しめる冬のひと皿になります。〈林さん〉 うまみたっぷりのかにを混ぜ込んだ肉だんごを、白菜と煮込みました。中華料理のアイデアを和食にアレンジしたものです。かにはどんな種類でもよいので、手に入れやすいものを使ってください。缶詰のものでもじゅうぶんうまみが出ます。 肉だんごは揚げてから煮ることで、

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