冬に主に出回るのは、クリーミーで甘みのある真がきです。生で食べるほか、焼く、蒸す、炒めるなど、さまざまな調理法で楽しめます。栄養価が高く、特に亜鉛は食品の中でもトップクラスの含有量です。「生食用」「加熱用」がありますが、これは鮮度の差ではありません。生食用は保健所が指定した海域で収穫、浄化処理されたもの、加熱用はそれ以外のものです。加熱用は必ずしっかり加熱してから食べてください。かきは鮮度が命です。むき身が塩水につかったパック入りのものはそのまま冷蔵庫に入れます。パック入りでない場合は、ペーパータオルで水気を取ってからポリ袋などに入れて冷蔵庫へ入れましょう。いずれも消費期限を守って食べてください。2■料理/重信初江(表紙、P14-17)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、石原洋子(P7-13、18-20)、牧野直子(P21-22) ■撮影/鈴木泰介(表紙、P5-6、14-17)、岡本真直(P3-4)、野口健志(P21-22)、原ヒデトシ(P7-13、18-20) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P14-17)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-6)、浜田恵子(P7-13、18-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子三は、女の子は3歳 七五三は、女の子は3歳と7歳、男の子は3歳と5歳の節目に、これまで無事に育ったことを感謝し、これからのすこやかな成長を願う行事です。古くからの風習であった、男女児が3歳になってそれまで剃っていた髪を伸ばし始める「髪■■置■き」、5歳になった男の子がはじめて袴を身につける「袴■■■着■」、7歳になった女の子がそれまでの子ども用の付けひもをやめて大人の帯を締める「帯■■解■き」という儀式に由来します。 この日に七五三を祝うのは、この日が暦上の鬼■宿■■■日■■(鬼が出歩かない日)に当たるため、徳川家の将軍が病弱な息子の健康を祈って袴着の儀式を行ったからなど、諸説あります。子どもの長寿を祈る「千■歳■■■■■」 七五三につきものの千歳■は、長く伸ばした■に長寿への願いが込められています。色は縁起のよい紅白とし、袋にも鶴亀や松竹梅などの縁起ものが描かれます。江戸時代に東京の浅草寺で売り出されたのが始まりといわれています。11月15日くらしの歳 時 記七五三かき
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