ふれ愛交差点 2023年8月号
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すいかはくだものではなく野菜で、夏の野菜の代表格。よく冷やし、甘くみずみずしい果肉にかぶりつくのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。赤い果肉のものが主流ですが、黄色いものもあり、小玉やラグビーボール形のものなど、種類が豊富です。中心に近づくほど甘みが強くなるので、放射状に切り分けるのがおすすめです。皮にツヤがあり、縞模様がはっきりしているもの、ヘタのつけ根がへこんでいるものは、甘く熟している目安です。丸ごとなら風通しのよい場所に置き、食べる1〜2時間前に冷やしましょう。カットしたものはラップで包み、冷蔵庫で保存します。皮を除いてひと口大に切り、ラップで包んでポリ袋に入れて冷凍するのもおすすめです。2■料理/重信初江(表紙、P11-13、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、武蔵裕子(P7-10、14-19)、牧野直子(P21-22) ■撮影/邑口京一郎(表紙、P11-13、25)、岡本真直(P3-4)、野口健志(P5-6、21-22)、鈴木泰介(P7-10、14-19) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P11-13、25)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-10、14-19)、浜田恵子(P21-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子盆は古くから日本に伝わる お盆は古くから日本に伝わる、先祖の霊をまつる習わしに、先祖に感謝して供養する盂■蘭■盆■■会■という中国の仏教行事が合わさったものです。日にちや内容は地方によって異なり、本来のお盆は旧暦の7月15日ですが、現在、一般的にお盆期間とされる8月13日〜16日のお盆は「月遅れ盆」と呼ばれています。精■■■霊■■■馬■■・精■■■霊■■■牛■■は先祖の霊の乗りもの 先祖をお迎えするにあたり、きゅうりやなすで「精霊馬」「精霊牛」を作る習わしがあります。先祖の霊があの世とこの世を行き来する乗りものに見立てたもので、きゅうりの馬で早く家に来られるように、なすの牛でゆっくりとあの世へ戻るように、などの願いが込められています。 おもてなしの料理は、野菜や豆などを中心とした精進料理が一般的です。これは生き物の殺生を禁じる仏教の教えにのっとったものです。に、先祖に感謝 ふるさとでお墓参りをし、家族や親戚と先祖をなつかしんで過ごすお盆休みは、忙しい日々の暮らしに安らぎを与えるものとして大切にしていきたいですね。くらしの歳 時 記すいか月遅れ盆

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