ふれ愛交差点 2023年6月号
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■■■■■■■■■さやが空に向かって伸びるようにつくことから名に似ているため、「蚕づけられました。蚕豆」と書くこともあります。たんぱく質のほか、ビタミンB1、葉酸、鉄などのミネラルも含む、栄養価の高い野菜です。豆が空気に触れると鮮度が落ちるので、さや付きのものがおすすめです。さやの緑色が濃いもの、さやの筋が茶色くなっていないものを選びましょう。さやをはずした時、つめ(お歯黒)の部分が緑色をしているのが新しいもの。時間が経つにつれ黒くなり、薄皮がかたくなっていきます。さやから出したらすぐにゆでましょう。ゆでたものはポリ袋に入れて冷蔵、または冷凍保存します。が作る繭2■料理/重信初江(表紙、P7-8、14-16)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、堀江ひろ子、ほりえさわこ(P9-13、17-20)、牧野直子(P21-22) ■撮影/邑口京一郎(表紙、P7-8、14-16)、岡本真直(P3-4)、原ヒデトシ(P9-13、17-20)、野口健志(P5-6、21-22) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P7-8、14-16)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-6)、深川あさり(P9-13、17-20)、浜田恵子(P21-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子梅の実が熟す頃に降る 梅の実が熟す頃に降る雨の季節を「梅■雨■」と呼びます。「入梅」は暦の上では梅雨に入る日のことで、太陽が黄■■経■■80度に達した日、例年6月11日頃です。 しかし、実際には梅雨入りは梅雨前線が現れ、気象庁が気圧配置から判断して発表する日のことで、年や地域によって、日付は変わります。梅雨前線が北上し、晴れの日が続くようになると、梅雨明けとなります。梅雨時ならではの味わいを楽しんで しばらくはぐずついた天気が続きますが、色とりどりのあじさいが見頃を迎え、私たちの目を楽しませてくれます。 梅の実が出回る頃でもあり、梅酒や梅シロップ、梅干し作りなどを心待ちにしている人も多いことでしょう。梅の甘い香りに包まれながらの手仕事は楽しいものです。また、脂がのった「入梅「入梅いわし」、らっきょうや新しょうがもこの時期ならではのお楽しみです。 早くも一年の折り返し。梅雨が明けるといよいよ本格的な夏がやってきます。くらしの歳 時 記入にゅう梅ばいそら豆

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