ふれ愛交差点 2023年5月号
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端たん午ごの節句■■■■■春から夏にかけて、脂がのっておいしくなる青魚のひとつ。刺身、塩焼き、フライ、南蛮漬けなど、さまざまな食べ方で楽しむことができます。最近では大分県の「関あじ」、東京湾の「黄金あじ」など各地でブランド化されたものも増えています。宮崎県の「冷や汁」、千葉県の「なめろう」など、郷土料理にもよく登場する魚です。目が澄んでいるもの、えらの部分が鮮やかなものが新鮮です。体に傷があったり、ひれが破れているものは避けましょう。はらわたを除いて水洗いし、水気を取り、1尾ずつペーパータオルで包んでから、ピッチリとラップで包んで冷蔵庫で保存します。生食を避け、1〜2日で食べきりましょう。■料理/重信初江(表紙、P9-10、16上、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、小林まさみ(P8、11-15、16下、17-20)、牧野直子(P21-22) ■撮影/邑口京一郎(表紙、P9-10、16上、25)、原ヒデトシ(P3-4、14中、16下、17上)、野口健志(P5-6、21-22)、鈴木泰介(P8、11-15、17-20) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P9-10、14中、16、17上、25)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-6、8、11-13、14上下、、215、17中下、18-20)、浜田恵子(P21-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子 「端午の節句」は、五節句のひとつ。「端午」は月の初めの午■■の日のことで、「午■」と「五」が同じ音であることから、この日に定着したようです。元は中国の、菖■■■蒲■を使って邪気を祓う行事が始まりで、菖蒲と尚■■■武■(武道を尊ぶこと)をかけて、主に武家が重んじていた風習が庶民に広がり、男の子の健■■やかな成長を願う日として今日に伝わっています。柏餅は家系を絶やさない縁起物 この日はこいのぼりを立て、武者人形や兜■■■を飾るのがならわしとなっています。生命力の強いこいは立身出世の象徴であり、兜は災いを防ぐお守りとして、どちらも欠かせないものです。 食べ物の定番は、柏餅やちまきです。柏餅は、新芽が出るまで古い葉が落ちないという柏の葉を用い、子孫繁栄の縁起物として食べるようになりました。中身は粒あんやこしあんが一午の節句」は、五般的ですが、白みそを使ったみそあんの柏餅もひそかな人気があります。ほんのりと餅に移った葉の香りも楽しみながら、初夏の味わいを堪能しましょう。くらしの歳 時 記5月5日あじ

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