ふれ愛交差点 2023年3月号
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春先に伸びた新芽を食べる野菜です。ホワイトアスパラガスと同じ品種ですが、光に当たった部分が鮮やかな緑色になります。アスパラギン酸を多く含み、繊細な香り、ほのかな甘みが特徴です。表面の三角形の“はかま”が均一に並んでいるものがおすすめです。根元が筋張っていないこともチェックしましょう。湿らせたペーパータオルなどで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。立てた状態で保存すると長持ちします。冬のキャベツに比べて葉がやわらかく、巻きがゆるいのが特徴です。甘みがあり、サラダや漬けものなど、加熱せずに食べるのもおすすめです。ビタミンC、ビタミンUなどの栄養素を含み、特に外側の緑が濃い葉は、β-カロテンを多く含みます。持った時に軽いもの、外側の葉の緑が濃いものがおすすめです。カットされたものは、切り口が盛り上がっていないものを選びましょう。芯の部分に生長点があるので、芯をくりぬくか、芯にようじなどを刺して生長点を壊すと日持ちがよくなります。ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。2■ 料理/重信初江(表紙、P7-19、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、牧野直子(P21-22) ■撮影/邑口京一郎(表紙、P9-10、16上、17、19、25)、岡本真直(P3-4、21-22)、野口健志(P5-6)、鈴木泰介(P7-8、11-15、16中、下、18) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P9-10、16上、17、19、25)、阿部まゆこ(P3-4)、宮沢ゆか(P5-6)、浜田恵子(P7-8、11-15、16中、下、18、21-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/株式会社フードアンドヘルスラボ ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子■■巳■の節句」と呼ばれる桃の花、緑は健康を示す新緑の若葉を表しています。はまぐりのお吸いものもよく食べられます。二枚貝であるはまぐりは、対になった殻としかぴったりと合わないため、夫婦円満の縁起物とされているからです。彩りのよいちらし寿司も、ひなまつりの定番メニューです。くらしの歳 時 記3月3日 3月3日は「上■■■巳■の節句」と呼ばれる、五節句のひとつです。上巳とは、3月最初の巳の日のことで、古代中国では水辺でけがれを祓■■う習慣があり、日程が変動しないよう3月3日に行われるようになりました。これが日本に伝わり、人の形をしたものを川や海に流し、心身を祓い清める習わしとなって発展し、雛人形を飾り、女の子のすこやかな成長を願う現在のような行事となったようです。この頃に桃が開花時期を迎えること、また桃には邪気を祓う力があるとされたことから、「桃の節句」とも呼ばれます。 ひなまつりにはひし餅やひなあられをお供えします。白は清らかな雪、ピンクは厄除けの意味を持つグリーンアスパラガス春キャベツひなまつり

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