ふれ愛交差点 2023年2月号
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2February月1アクが少なく、炒めものや煮もののほか、生のままサラダやジュースにしてもおいしい、使い勝手のよい冬野菜です。β-カロテンやビタミンC、カルシウム、鉄など栄養が豊富。江戸時代、現在の東京都江戸川区の小松川地区で多く栽培されていたことから、この名がつけられました。東京の伝統野菜のひとつです。  ▶20ページもご参照ください。葉は緑が濃く肉厚で、茎は太くてはりがあるものを選びましょう。水をはったボウルに入れて、シャキッとさせてから保存するのがおすすめです。乾燥を防ぐため、ペーパータオルに包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存しましょう。できるだけ立てた状態で保存すると長持ちします。ゆでて水気をしぼり、小分けにして冷凍保存するのも便利です。鉄やβ-カロテン、ビタミンCなどを含みます。独特のえぐみがあるので、下ゆでしてから調理しましょう。油脂と一緒に調理すると、β-カロテンなど脂溶性成分の吸収率がアップします。最近では、寒さに当たってより糖度が増したちぢみほうれん草や、えぐみの少ない生食用のサラダほうれん草も人気です。葉にはりがあり、肉厚で葉脈が左右対称なもの、緑色が濃すぎないものがおすすめです。サッとゆでて水気をしぼり、食べやすく切って小分けにし、ラップで包んで冷凍しておくと便利です。汁ものの具にする場合は、凍ったまま加えてOKです。おひたしなら、冷蔵室に移して解凍します。さわやかな甘ずっぱさが特徴で、ビタミンCを多く含みます。そのまま食べられる手軽さも人気です。とちおとめ、あまおうなど、さまざまな品種が店頭に並ぶので、好みのものを探してみましょう。デザートとしてはもちろん、お菓子作りにも重宝します。傷みを防ぐため、洗うのは食べる直前に。ビタミンが流失しないよう、ヘタをつけたまま洗いましょう。ヘタが鮮やかな緑色でピンとしているもの、果肉がヘタの根元近くまで赤く色づいているものを選びます。冷蔵庫の野菜室で保存します。できるだけ重ならないようにして保存するのがおすすめです。小松菜いちごほうれん草

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