ふれ愛交差点 2022年9月号
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A1236B酒…150㎖ごま油…大さじ2白いりごま…適量連載連載著者 服部 一景さん跡はまさに日本の原風景。自然と人が共生する半島の里山里海は、次世代に継承すべき農法や生物多様性のある地域として、2011年6月に国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定されました。この地域のごちそうは、能登牛のきんぴらごぼう。能登で飼育される黒毛和種は、肉質がきめ細かく上品な脂が特徴。6㎞ほど内陸にある能登牛の富来放牧場を訪ねました。落葉樹の森が続くなだらかな丘陵地が青空の下どこまでも広がります。能登牛が育つやさしい景色です。本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。材料 (5〜6人分)牛肉…200gごぼう…300g石川県に本部のあるCGCグループのお店です酒…大さじ2みりん…大さじ1砂糖、薄口しょうゆ…各大さじ4作り方牛肉はAをもみ込む。ごぼうは皮をこそげ落としてささがきにし、水に10分ほどさらす。フライパンにごま油を中火で熱し、水気をきったごぼうを加えて炒める。ごぼうがしんなりしたら酒を加え、ひと煮立ちしたらBを加えて2分ほど煮る。フライパンの真ん中を空け、牛肉を加え、ほぐしながら汁気が少なくなるまで煮る。仕上げにいりごまをかける。石川県の北側、日本海に突き出した能登半島。半島の西側は「外■■浦■■」と呼ばれ、日本海の荒波が砕ける断崖や岩礁地帯が続き、富山湾側は穏やかな入江が点在するリアス式海岸で「内■■浦■■」と呼ばれます。海岸線の広い範囲が国定公園に指定されています。揚げ浜式塩田や白米千枚田など、半島の至るところに自然に寄り添った人々の営みがあります。白米千枚田は、1004枚の棚田を19の農家が力を合わせて開拓。その苦難の足¹⁄6量で243kcal 塩分1.9g 調理時間20分※レシピは食べやすいように調整していますふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■部■■一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行(現在14冊を発行)しています。日本の“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。今月は『いしかわのおかず』からご紹介します。今月ご紹介するのは石川県のおかず「牛肉のきんぴらごぼう」です

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