ふれ愛交差点 2022年8月号
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8August月1唐辛子を改良した夏野菜で、辛みはなく、独特のほろ苦さを持ちます。緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもので、完熟すると赤ピーマンになります。どちらもβ-カロテンやビタミンCを多く含みます。繊維に沿って縦に切ると歯ごたえがあり、繊維を断つように横に切ると食感がやわらかく、子どもも食べやすくなります。煮る、焼く、揚げる、漬けるなど、さまざまな調理法で楽しめる万能野菜です。皮にアントシアニンというポリフェノールを含みます。果肉は空気にふれると変色しやすいので、調理の直前に切るか、切ってから水にサッとさらすとよいでしょう。はり、ツヤがあり、色が均一なもの、ヘタやガクがしっかりしているものを選びましょう。ガクのとげが鋭いのが新鮮な証拠です。冷やし過ぎると、低温障害を起こします。ペーパータオルなどで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。緑色が鮮やかでツヤのあるもの、肩の部分が盛り上がり、ヘタの切り口がみずみずしいものを選びましょう。表面の水分をふき取り、乾燥しないようにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。リコピン、ビタミンC、カリウムなどを多く含む栄養価の高い野菜です。リコピンは脂溶性で、油脂と一緒にとることで吸収率がアップします。生のまま食べてもおいしいですが、うまみ成分が豊富なので、煮ものなどに使うのもおすすめです。糖度が高くなるように、特別な栽培方法で育てたフルーツトマトも人気です。ヘタと反対側の中心から、白い筋が放射状についているものは、実が熟して甘みがあります。はりがあり、ずっしりとしたものを選びましょう。ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。未熟なものは、室温に2〜3日おくと、追熟してうまみもアップします。もの肩の部分がピーマンなすトマト

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