ふれ愛交差点 2022年7月号
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A123456連載連載佐島漁港(横須賀市)で獲れる真だこは「佐島の地だこ」として知られ、県下でもトップクラスの水揚げ量を誇ります。身を傷つけないように、たこ壺やかご網で漁獲されたたこは共食いしないように1杯ずつ網袋に入れて生きた状態で出荷されます。低脂肪高たんぱくでタウリンがたっぷり含まれたたこと、青じそ、しょうが、みょうがを混ぜたさわやかな香り漂う寿司めしは、暑い夏場のスタミナ料理です。小田原のあじ、平塚のしいら、小柴(横浜市金沢区)のあなごも相模の海の夏を彩る魚です。著者 服部 一景さん1人分354kcal 塩分1.5g 調理時間15分⊕※レシピは食べやすいように調整しています本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。みょうが…3個青じそ…15枚しょうがの甘酢漬け…40g材料 (6人分)米…3合ゆでだこ…200g昆布…10㎝四方酢…大さじ5砂糖…大さじ3塩…小さじ1神奈川県に本部のあるCGCグループのお店です作り方米は洗って水気をきり、炊飯器の内釜に入れる。水を3合の目盛りのやや下まで入れ、昆布を加えて30分ほどおいてから炊飯する(時間外)。鍋にAを入れて火にかけ、沸騰する直前に火を止めて砂糖と塩を溶かし、冷ましておく。たこは熱湯をかけ、薄くそぎ切りにする。みょうがは縦半分に切り、小口切りにする。青じそとしょうがの甘酢漬けはせん切りにする。1のごはんを熱いうちにおひつに移し、2を回しかけて切るように混ぜる。みょうがと半量の青じそを混ぜ合わせる。器に盛り、たこを敷き詰め、残りの青じそとしょうがの甘酢漬けをちらす。三浦半島の春の風物詩わかめの天日干しが終わる頃、相模湾ではしらす漁が始まります。早朝の海にしらす網びき漁船のディーゼルエンジン音が響きわたります。水揚げは午前の2回、獲れたてのしらすは浜の大釜でゆでて天日に干します。釜揚げしらすは春の海のごちそうです。しらす漁は4月から12月の禁漁まで続きます。皐■■■月の空に鯉のぼりが泳ぐようになると、真だこ漁が始まります。三浦半島の相模湾側は、たこの餌になるあわびやさざえ、伊勢えびなどが豊富な絶好の漁場です。ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■部■■一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行(現在13冊を発行)しています。日本の“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。今月は『かながわのおかず』からご紹介します。今月ご紹介するのは神奈川県のおかず「たこの香り寿司」です

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