ふれ愛交差点 2022年6月号
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日本では古くから親しまれてきた魚です。この時期のいわしは脂がのっておいしくなります。塩焼き、煮もののほか、刺身やつみれも人気があります。マリネ、トマト煮など洋風料理にもよく合います。表面の色ツヤがよく、目が澄んでいるもの、丸々と太ったものがおすすめです。傷みやすいので、生で食べるのは買ってきた当日中に。加熱調理をするなら、うろこ、内臓を除いて洗い、水気をふいて1尾ずつラップで包み、、冷蔵庫へ入れましょう。2日ほど保存できます。この時期の新しょうがはみずみずしく、さわやかな香りがあります。辛みがおだやかで繊維も少なくやわらかいので、漬けものにも向いています。ツヤ、はりがあり、茎のつけ根がきれいな赤色のものがおすすめです。ペーパータオルで包んでポリ袋に入れ、冷蔵保存すれば1週間ほど新鮮さが保てます。用途に合わせて切り分ければ、冷凍も可能です。2■ 料理/重信初江(表紙、P7-8、15-16、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5)、藤野嘉子(P9-14、17-20)、牧野直子(P21-22) ■撮影/邑口京一郎(表紙、P7-8、15-16、25)、岡本真直(P3-4、21-22)、野口健志(P5)、原ヒデトシ(P9-14、17-20) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P5、7-8、15-16、25)、阿部まゆこ(P3-4、21-22)、浜田恵子(P9-14、17-20) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/八田真奈 ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子梅雨に入る日を「入梅」といいますが、入梅には気象上と、暦の上の2通りの意味があります。気象上の入梅は「梅■雨■入り」と呼ばれ、梅■■雨■前線が現れ、気象庁が気圧配置から判断して発表するもので、年、地域によって変わります。暦の上の入梅は、太陽が黄■■経■■80度に達した日を指し、毎年6月11日頃です。ジメジメとした日が続きますが、あじさいの花が見頃を迎え、目を楽しませてくれます。【食べ物】ちょうど梅の実が熟す時期に降る雨なので「梅雨」と呼ばれるようになりました。梅干しや梅酒作りなど、梅仕事を楽しんではいかがでしょうか。また丸々と太ったおいしいいわし=「入梅いわし」が出回るのもこの頃です。季節の味わいを堪能してください。くらしの歳時記入にゅう 梅ばいいわし新しょうが

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