ふれ愛交差点 2022年5月号
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端たん午ごの節句■ 料理/重信初江(表紙、P7、9-10、12)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5)、堀江ひろ子(P8、11、13-20)、ほりえさわこ(P25)、牧野直子(P21-22) ■撮影/邑口京一郎(表紙、P7、9-10、12)、岡本真直(P3-4、21-22)、南雲保夫(P5)、鈴木泰介(P8、11、13-20、25) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P5、7、9-10、12)、阿部まゆこ(P3-4、21-22)、深川あさり(P8、11、13-20、25) ■イラスト/バーバラ(P2) ■ 栄養計算/八田真奈 ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子端午の「端」は「はじめ」の意味があり、もとは月初めの午■■の日のことでしたが、「午」が「ご=五」と通じることから、5月5日が端午の節句として定着しました。薬草である菖蒲で邪気を祓■■う節目の日だったものが、武士の時代に「尚■■■武■(武道、武勇を重んじること)」につながるとされ、男の子の成長を祝う行事となりました。【風習】子どもの立身出世を願い、こいのぼりを掲げたり、病気などから守るお守りとして鎧■■■兜■■■を飾ったりします。また、菖蒲を湯船に浮かべたり、枕の下に敷いたりして、邪気を祓います。【食べ物】子孫繁栄を願い、新芽が出るまで葉を落とさない柏の葉を用いた柏餅や、災いや難を避ける願いが込められた粽■■■を食べます。回遊魚であるかつおは、日本近海では、初夏に北上し、秋に南下します。北上中のかつおを「初がつお」、南下中のかつおを「戻りがつお」と呼びます。初がつおはあっさりした風味が楽しめ、縁起のよい初ものとして人気があります。身が鮮やかな赤色のものがおすすめです。鮮度が落ちてくるにつれて、黒っぽく変色していきます。余分な水分をふき取ってペーパータオルで包み、さらにラップで包んで冷蔵庫へ。冷凍する場合は、空気に触れないようにラップでぴっちりと包んでください。使う時は冷蔵庫でゆっくり解凍します。主流はアンデス、アールス(マスク)などの青肉系品種で、さっぱりとした甘さが特徴です。クインシー、夕張など赤肉系も濃厚な甘みで人気が高まっています。茨城県が収穫量の全国一を誇ります。果肉のほぼ90%は水分で、カリウムが豊富なので、暑い時期にぴったりです。甘みは果糖、ブドウ糖などで、速やかにエネルギー源になります。果肉が成長する時に皮にひび割れができ、それが表面の網目模様を作ります。網目が細かく、盛り上がっているもの、きれいな球形でずっしりと重量感のあるものがおすすめです。未熟なものは20〜30℃の場所において追熟を。冷蔵庫では追熟しません。いい香りがしてきたら完熟です。食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やしましょう。カットしたものは、種を除いてからラップをかけて冷蔵庫で保存します。2くらしの歳時記5日初がつおメロンメロ

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