ふれ愛交差点 2022年4月号
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A12346連載連載1月号でご紹介した富士山の画像は富士市側のものでした。訂正してお詫びいたします。上がる土ぼこりはちょっと困った冬の風物詩。日当たりがよく、黒潮の影響も受けて温暖な台地の特性をいかした農業が行われています。屏■■■風■ケ■浦■■の断崖の上は下総台地の東端にあたります。10月から翌年6月まで出荷される春キャベツ。夏のとうもろこし栽培を挟んで年2回、収穫します。JAちばみどりが出荷する銚子産の春キャベツは「灯台キャベツ」とも呼ばれています。春キャベツは、葉がやわらかくてみずみずしく、ほんのりした甘みが魅力です。ざくざく切ってゆでてしぼってたっぷり食べられます。著者 服部 一景さん1人分46kcal 塩分0.5g 調理時間15分本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。作り方キャベツは軸をそぎ取り、熱湯でしんなりするまでゆで、広げて冷ます。にんじんはせん切りにし、熱湯で2分ほどゆでて冷ます。大きい葉のキャベツを広げ、軸が重ならないように2〜3枚組み合わせ、にんじんを中心にのせて直径3〜4㎝の棒状に巻く。水気をしぼったら幅1.5㎝ほどに切り、切り口を上にして器に盛る。Aを混ぜ合わせてかけ、ごまをふる。材料 (4人分)春キャベツ…4〜5枚(300g)にんじん…50g白いりごま…小さじ1だし汁…大さじ1しょうゆ…小さじ2みりん、ごま油…各大さじ¹⁄2関東平野の東端、黒潮洗う銚子は、さばやいわし、かつおやまぐろなど全国屈指の水揚げ量を誇る港町ですが、春キャベツの産地でもあります。千葉県北部には、標高20〜50mの平坦な台地が広がっており、江戸幕府直轄の放牧場を開墾した下■■■■総台■■地■は県有数の野菜の生産地になりました。畑の土壌は、数万年前に富士山や箱根火山の噴火で降り積もった火山灰土で、関東ローム層と呼ばれる赤土です。季節風が吹くと舞い千葉県に本部のあるCGCグループのお店ですふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■■■部一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。今月は『ちばのおかず』からご紹介します。今月ご紹介するのは千葉県のおかず「春キャベツのロールおひたし」です

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