ふれ愛交差点 2022年3月号
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不しらぬい知火(デコポン)春から初夏にかけて出回るキャベツです。葉の巻きがふんわりとして、食感がやわらかいのが特徴です。甘みがあり、生食にも向いています。ビタミンCやビタミンUを含みます。芯の切り口の直径が大きすぎず、直径2.5㎝ほどのもの、みずみずしく黒ずんでいないものがおすすめです。また、春キャベツは巻きがやわらかいので、手で持った時に軽いものを選びましょう。頭部にこぶのあるユニークな形のかんきつです。「清見」と「ポンカン」の掛け合わせで、甘みが強く、果汁がたっぷり。皮がむきやすく食べやすいので、人気の品種です。糖度が13度以上、クエン酸1%以下などの基準をクリアしたものが「デコポン」と呼ばれます。熊本県を中心に広く栽培されています。ビタミンCを多く含みます。皮のオレンジ色が濃く、ずっしりと重みのあるものがおすすめです。食用のアブラナ属の花のつぼみと花茎、若い葉のことをなばなと呼びます。ビタミンCやβ-カロテン、食物繊維などを多く含む、栄養価の高い野菜です。茎の部分がかたいので、葉と切り分け、加熱時間を調整するとよいでしょう。つぼみがかたく締まり、葉や茎がみずみずしいものを選びましょう。花が咲いてしまうと、歯ざわりが悪くなったり、苦みが出たりすることがあります。2■ 料理/重信初江(表紙、P8、13-14、16下、25)、小田真規子(P3-4)、林亮平(P5-6)、小林まさみ(P7、9-12、15、16上、17-19)、牧野直子(P21-22)■撮影/邑口京一郎(表紙、P8、13-14、16下、25)、岡本真直(P3-4、21-22)、南雲保夫(P5-6)、鈴木泰介(P7、9-12、15、16上、17-19) ■スタイリング/吉岡彰子(表紙、P5-19、25)、阿部まゆこ(P3-4)、浜田恵子(P21-22) ■イラスト/バーバラ(P2) ■栄養計算/八田真奈 ■校正/株式会社ぷれす、畠山美音 ■デザイン/Comboin(西野直樹)、佐藤秀紀(P23-24、P12下) ■編集/石田純子、久保木薫、荒巻洋子、平山祐子 「桃の節句」「上■■■巳■の節句」ともいわれ、女の子のすこやかな成長をお祝いする日です。【由来】邪気に見舞われやすいとされた3月最初の巳■の日に、水辺で体を清めるという中国の習わしと、自分の災いやけがれを人形に移して川や海に流す日本の「流しびな」の風習が結びついて発展したものです。【風習】お供えするひし餅の3色は、白は清らかな雪、ピンクは厄除けの意味を持つ桃の花、緑は健康を示す新緑を表しています。ひなまつりにはまぐりのお吸いものを食べるのは、二枚貝であるはまぐりが対になった殻としかぴったりと合わないことから、夫婦円満の縁起物として女の子の幸せを願うためだといわれています。くらしの歳時記ひなまつり3日春キャベツ菜の花

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