ふれ愛交差点 2022年3月号
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1234A連載連載20材しました。炒めた具とご飯を桶で混ぜてお櫃■■に移します。にんじんを主にした具材は三升釜で10杯も炊き上げます。お参りを済ませた人たちは本堂から庫■裏■へ。縦2列に並んだ食卓にお櫃■■が置かれ、それぞれ茶碗に盛っていただきます。思い出の1ページになりました。※やっちゃ場とは 青物市場のこと著者 服部 一景さん1人分374kcal 塩分1.7g 調理時間20分⊕本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。材料 (4人分)米…2合鶏肉…100gにんじん…80gこんにゃく(アク抜き済みのもの)尾張は、木曽川の豊かな水と肥沃な大地、温暖な気候など恵まれた自然に加えて、東と西を結ぶ交通の要衝です。尾張徳川の城下町は、生産・流通・消費が揃った、地産地消が完結できる循環型の都市です。江戸時代のガイドブック『尾張名所図会』に下小田井村(現・清須市、旧・西■■枇■杷■島■■町■■■)の青物市が紹介されています。下小田井の市は江戸の神田、大阪の天満と並ぶ三大青果市場でした。慶長19(1614)年に描かれた絵からも、やっちゃ場※の活気が感じられます。愛知県は古くから野菜作りが盛んでした。今、愛知の伝統野菜は35品種。宮■■重■■や方■■領■■■大根・越■■津■ねぎ・大高菜などは江戸時代からの野菜です。春■■■江■■院■■での弁天様のお祭りでは大高の伝統食、藤竹飯が振る舞われます。庫■裏■の土間で調理される様子を取愛知県に本部のあるCGCグループのお店です…70g油揚げ…1枚ちくわ…1本干ししいたけ…2個しょうゆ…大さじ2砂糖…小さじ1和風だし(顆粒)…小さじ¹⁄2サラダ油…適量作り方米は洗ってざるに上げ、30分おく(時間外)。干ししいたけはぬるま湯■カップ(材料外)に1〜2時間つけて戻す(時間外)。水気を軽くしぼり、軸を切り落として粗みじん切りにする。戻し汁はとっておく。鶏肉は小さなひと口大に、にんじん、こんにゃくは短冊切りにする。油揚げはペーパータオルで油を押さえ、細長く半分に切ってから短冊切りにする。ちくわは粗みじん切りにする。フライパンに油を熱し、1のしいたけ、2を炒め、しんなりしたらA、1の戻し汁を加えて汁気が半量ほどになるまで煮る。炊飯器の内釜に米、3の汁だけを入れ、2合の目盛りまで水(材料外)を加え、3の具も加えて炊く(時間外)。ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■部■■一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。今月は『あいちのおかず』からご紹介します。今月ご紹介するのは愛知県のおかず「藤とう竹たけ飯めし」です

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