ふれ愛交差点 2021年11月号
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1237連載連載作り方かぼちゃとじゃがいもは乱切りにし、大根とにんじんはいちょう切りにする。白菜はざく切りに、長ねぎは薄い斜め切りにする。しいたけは石づきを取り食べやすい大きさに切り、油揚げは短冊切りにする。鍋にだし汁、大根、にんじん、白菜、しいたけを入れて中火にかける。具がやわらかくなったら油揚げを加え、みその半量を溶かし入れる。2の鍋にほうとう麺、かぼちゃ、じゃがいもを加え、ほうとうがやわらかくなるまで5分ほど煮込む。残りのみそを加えて味をととのえ、長ねぎを加えて煮立ったら火を止めてふたをして2〜3分蒸らす。山梨県に本部のあるCGCグループのお店です浅尾地区では、11月が浅尾大根の収穫期富士山・南アルプス・八ヶ岳の山々に囲まれた山梨県は、県土の約83%が山岳地です。日照時間や昼夜の温度差、少ない降水量など地の利を生かした果樹の王国は、古くから粉食文化が盛んでした。例えば、富士川町の「みみ」、大月市の「おつけ団子」、そして代表的な郷土料理が「ほうとう」です。ほうとうは、小麦粉を水で練った平麺と、現地調達した野菜、猪や野うさぎなどの具材とともに、みそ仕立ての材料 (2〜3人分)ほうとう麺…300gかぼちゃ…150gじゃがいも…70g大根…50gにんじん…20g白菜…80g長ねぎ…30g生しいたけ…2個油揚げ…¹⁄2枚みそ…70〜80gだし汁…1ℓ著者 服部 一景さんつゆで煮込んだ料理です。小麦粉とみそと鍋があればどこでもできるので、食文化史研究家の永山久夫さんは「機能性をとことん追求した陣中食」と記します。大鍋で作るほうとうは大家族の食を賄う「ケ」の日(日常)の食。旬の食材をたっぷり入れて家ごとに違う「おふくろの味」がありました。ほうとう料理が数日続くのは珍しいことではなかったとか。日に日に味がしみ込んでおいしくなるそうです。「うまいもんだよ、かぼちゃのほうとう」の言葉通り、甘みとほっこり温まるかぼちゃは一番人気。秋はきのこ、正月やお盆など「ハレ」の日には小豆を入れた「しるこほうとう」。ひとつの鍋を囲む家族団欒の食卓はどの家庭にもあった微笑ましい風景でした。¹⁄³量で394kcal 塩分3.2g 調理時間20分※レシピは食べやすいように調整しています本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。つゆのうまみを吸った麺や野菜が絶品ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服■■部■■一■■景■■さんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。2011年に上梓した『やまなしのおかず』から選りすぐりの一品をご紹介します。今月ご紹介するのは信玄ほうとう山梨県のおかずです

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