ふれ愛交差点 2021年10月号
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ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服はっ部とり一いっ景けいさんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。2012年に上梓した『ぐんまのおかず』から選りすぐりの一品をご紹介します。群馬県に本部のあるCGCグループのお店です連載今月ご紹介するのは群馬県のおかずです夏の大和芋畑は緑のじゅうたんのよう※レシピは食べやすいように調整しています“かかあ天でん下かと空からっ風”とは、上州群馬の名物。養蚕が盛んだった時代、朝から夜更けまで働く「うちのおっかあは天下一」と親しみをこめて呼びました。浅間山麓の嬬つま恋ごいキャベツ、妙みょう義ぎ山さん山間の下仁田ねぎやこんにゃく芋は、ひと口食べるとふるさとの景色が浮かび、おっかあの味がする食材です。県南東、利根川流域の水はけのよい尾お島じま町ちょう一帯は大やまと和芋の産地です。ハート形の葉に覆われた夏の畑は、まるで緑のじゅうたん。空っ風の吹く冬の畑は、土ぼこりにまみれながらの収穫時期です。関東圏で大和芋と呼ぶのは、銀杏葉の形をしたいちょう芋ですが、関西圏では球形のつくね芋のことを指すそう。大和芋は、長芋より粘りが強く、自じ然ねん薯じょとならんで最も粘りが強いのが特徴です。粘りを楽しむとろろ汁、刻んでサクサクとサラダに、すりおろしたステーキはもちもちふわふわ。おいしい食べ方がいろいろあります。消化のよいスタミナ食大和芋のステーキ1人分125kca 塩分0.3g 調理時間15分材料 (2人分)大和芋…200g塩…少々サラダ油…適量焼きのり(刻み)…適量 作り方大和芋は皮をむきボウルにすりおろし、塩を加えてふんわりと空気を含ませるように混ぜる。フライパンに油を中火で熱し、1を半量入れ、3〜4分焼いたら返し、3分ほど焼く。残りも同様に焼く。器に盛り、焼きのりをちらす。123本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。著者 服部 一景さんしょうゆや麺つゆをかけてお召しあがりください。わさびを添えてもおいしいです。MEMOていねいに大和芋を引き抜く収穫は重労働7

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