ふれ愛交差点 2021年9月号
9/29

ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服はっ部とり一いっ景けいさんが全都道府県での発行を目指し刊行しています。“ふるさとの味”を次世代に伝え続けていくことはCGCグループの願いです。2014年に上梓した『いばらきのおかず』から選りすぐりの一品をご紹介します。茨城県に本部のあるCGCグループのお店です連載今月ご紹介するのは茨城県のおかずです水圧ポンプを使用してれんこんを収穫する様子※レシピは食べやすいように調整しています茨城県の南東部は見渡す限りの水郷風景。その中心が琵琶湖に次いで大きい湖、霞ヶ浦です。湖畔の周辺に広がるのは、れんこん水田。れんこん栽培は1970年代、減反の代替作物として始まり、全国出荷量の約半分を占める日本一の産地となりました。晩秋の早朝、稲敷市浮島地区の水田で収穫する様子を取材しました。腰までつかっていますが深さは50弱。ひざまずいた姿勢のまま手探りで掘り出すには経験が必要です。ホースの水圧で泥を吹き飛ばすと艶やかなれんこんが現れます。可食部は根ではなく肥大化した茎で、茎の穴は空気孔です。輪切りにすると見通しがきくことから縁起のよい食べ物として扱われます。80%が水分で、ビタミンCやカリウム、食物繊維も豊富です。根の先から順に1節2節と数えます。1節目は若い弟でシャキシャキ食感、3節目の太いのが長男でもちもち食感、真ん中の2節目は次男でシャキシャキともちもちの両方をあわせ持った食感です。料理方法でも食感は変わります。すりおろしてもちもち食感にもちもちれんこん1人分57kca 塩分0.6g 調理時間10分⊕材料 (4人分)れんこん…200g桜えび(乾燥)…8gまいたけ…60gだし汁…1カップしょうゆ、砂糖、酒 …各小さじ2片栗粉、水 …各大さじ¹⁄2しょうが(せん切り)…10g三つ葉(お好みで)…適量 AB作り方れんこんは皮をむいて酢水(材料外)に10分ほどさらし(時間外)、水分を切ってボウルにすりおろす。桜えびは半量を刻み、残りの桜えびとともに1のボウルに加えて混ぜる。ラップに2の量をのせて、ラップをねじってとめ、同様にあと3つ作る。ねじった部分を底にはさんで耐熱の容器に4つ並べる。電子レンジで3分加熱し、ラップをほどいて器に盛りつける。鍋にだし汁を入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら、ほぐしたまいたけとAを加えてサッと煮る。混ぜ合わせたBを加え、とろみをつける。3に4をかけ、しょうが、三つ葉を添える。12345本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。著者 服部 一景さん7※レシピは食べやすいように調整しています

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る