ふれ愛交差点 2021年7月号
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ふるさとの風土と季節に育まれた料理や食材を紹介する『おかずの本』は、自称“おかずの旅人”こと、服はっ部とり一いっ景けいさんが全都道府県での発行を目指して2006年からこれまでに12冊を刊行しています。誰にもある“ふるさとのおかずの味”を次世代に伝え、つなぎ続けていくことはCGCグループの願いでもあります。本号から毎月1県、既刊の『おかずの本』シリーズの中から選りすぐりの一品を紹介してまいります。鹿児島県に本部のあるCGCグループのお店です新連載今月ご紹介するのは鹿児島県のおかずです奄あま美み市し住すみ用よう町ちょうのにがごい畑。毎日収穫されている。※レシピの分量は食べやすいように調整しています。今回のおかず旅の舞台は鹿児島県奄美市。年平均気温は20℃、亜熱帯海洋性気候で冬と春がありません。代表的な夏野菜は、「にがごい(苦瓜、ゴーヤー)」や「いとうい(ヘチマ)」といった蔓もの野菜。にがごいは、沖縄、宮崎、鹿児島の3県で国内の収穫量の7割を占めます。家庭でも庭の片隅に苗を植えれば涼しい緑陰ができ、次々と実をつけます。直火焼きやみそ炒めにしたり、保存用には切り干しにもします。にがごいのよさは、あの爽やかなほろ苦さ。慣れるほどに味わい深くなります。表面の緑部分に集中する苦み成分はモモルデシンという成分で、胃腸の粘膜を保護したり食欲増進をサポート。ほかにもビタミンCやミネラルも含み、暑い夏を乗り切るための食材として愛されています。著者 服部 一景さんシージーシー南九州センター苦みもやわらぐごはんのおともにがごい(ゴーヤー)の揚げ煮1人分150kca 塩分1.0g 調理時間30分材料 (4人分)にがごい(ゴーヤー) …1本(約300g)薄力粉…適量溶き卵…1個分しょうゆ…大さじ1¹⁄2砂糖、酒…各大さじ2揚げ油…適量 A作り方にがごいは縦半分に切って種とわたを取る。さらに縦半分に切って長さ5に切り、10分ほど水につけて苦みを取る。ざるに上げて水気をペーパータオルでしっかりとふき、薄力粉をまぶして溶き卵にくぐらせ、170℃に熱した揚げ油で揚げる。鍋にAを煮立たせて2を入れ、汁気がなくなるまで煮含める。123本に関するお問い合わせは〈開港舎〉へ。7

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